iNEMIが日本にコンサルタントを採用

(バージニア州ハーンドン発– 2010年5月4)米国の国際電子機器製造者協会iNEMI (International Electronics Manufacturing Initiative)は、釣屋政弘氏をiNEMIのコンサルタントに任命したと発表しました。東京に事務所を置いて、日本やアジアの現在及び今後見込ま れるメンバー会社と組織を代表して交流を図ります。


釣屋氏は半導体パッケージ技術の分野で20年以上の経験があります。1988年にモトローラ・ジャパンに入社後、2004年にスピンオフしてできたフリー スケール・セミコンダクターに勤務していました。モトローラ/ フリースケールでは、サプライヤー品質監査、パッケージ材料の技術評価、新規パッケージの技術認定や、鉛フリー及びハロゲン・フリー化へも技術移行に従事 していました。


釣屋氏は東京農工大学(国立)の生産機械学科を卒業。エレクトロニクス実装学会(JIEP),IMAPS、SEMI, IEEEの会員。

 

「2007年上海事務所開設以来、iNEMIはアジアでの活動が目覚しく増加しています。今後さらにiNEMIのプレゼンスを拡大していきたい。」と、 iNEMIのCEOであるBill Bader氏は、述べています。「iNEMIは、2009年11月に名古屋にてパッケージとサブストレート技術に関するワークショップを開催し、多くの参 加者を得ることができました。このワークショップでは、業界で抱えているギャップを特定し、日本の電子機器業界と密な提携での共同開発のプロジェクトを提 案しました。日本はiNEMIへの関心をもっと抱いてほしい国であり、また、ロードマップの策定や、共同開発活動への参加を推進したい国です。釣屋さんの 技術的な経験やこれまでのエレクトロニクス業界との関わりを生かし、それらの目標を推進するために、iNEMIにとって有用な人だと思います。」

 

iNEMIについて

国際エレクロトニクス製造者協会iNEMI(International Electronics Manufacturing Initiative)のミッションは、エレクトニクス製造業界の持続可能な未来のために、改善点を予測し取り組みを加速することです。この業界主導のコ ンソーシアムは、70社を超える製造メーカー、サプライヤー、工業団体、コンソーシア、政府機関、大学などから構成されています。iNEMIは、エレクト ロニクス業界のニーズをロードマップ化し、技術インフラとのギャップを特定し、これらのギャップ(ビジネス面、技術面の双方)を取り除くプロジェクトを立 ち上げ、新技術の導入をスピードアップするための標準化活動を促進します。将来の業界のニーズおよび研究開発の新たな取り組みのための優先順位を定めるべ く、本コンソーシアムは、政府機関、大学、資金提供団体とも協力しています。iNEMIは、バージニア州ハーンドン(ワシントンD.C.近郊)に本部があ り、海外では中国の上海、アイルランドのメリリック、東京に事務所を置いています。iNEMIに関する詳しい情報は、ウェブサイトをご覧ください。 http://www.inemi.org

連絡先:

釣屋政弘

+81-804-064-8964
m.tsuriya@inemi.org